とおるです。
「大いなる存在」って何だか知っていますか?
スピリチュアル系の本を読んでる方は、一度は目にしたことがある言葉かと思います。
大いなる存在とは
大いなる存在とは何かを、スピリチュアルマスターのエックハルトトールの著書、『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』から見ていきましょう。
「大いなる存在」とは、死を運命づけられた無数の生命形態を超える、唯一の「不滅の生命」です。
出典:『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』P26
大いなる存在とはカンタンにいうと、唯一、死なない存在ということですね。
正直、神や仏、真我やサムシンググレートなどといってもいいのですが、それらには固定観念がすでにあると思います。
例えば、神だったら白ひげのおじいさんで、仏だったら仏像をイメージしてしまうでしょう。
大いなる存在の方が上記の言葉よりかは固定観念が少ないと感じます。
そして、大いなる存在とは、形のない広大無辺の存在なんですね。
大いなる存在はどこにいるのか
大いなる存在はどこにいるのか解説していきます。
極楽浄土のように西方にいるのか、はたまた天国にいるのか・・・。
エックハルトトールに聞いてみましょう。
「大いなる存在」はあらゆる生命の奥深くに、目には見えず、絶対に滅びることのない本質として、宿っているのです。つまり、「大いなる存在」は、人間のもっとも深いところに「ほんとうの自分」として存在しており、わたしたちはそれに「つながる」ことができるのです。
出典:『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』P26
大いなる存在は私たちの奥深くに宿っているというのです。
仏教でいう仏性ですね。
はるばるインドやミャンマー、京都の寺に行ったらいるわけではなく、あなたの中に大いなる存在はすでにあるんですね。
このことを知らないと大いなる存在を求めて、青い鳥症候群のようになってしまうでしょう。
私たちが普段「私」といっているのは「幻(まぼろし)の自分」で、「大いなる存在」が「ほんとうの自分」です。
言葉でそう言われても、腑に落ちるまではなかなか大変ですよね。
「今までの自分が幻なら、どうしたらほんとうの自分である大いなる存在になれる・・・!?」
という疑問について次に見ていきます。
大いなる存在とつながると?
大いなる存在と私たちはつながることができる、とエックハルトトールは言っています。
「それって、スピリチュアル的にチャネリングってやつ?」
と思うかもしれませんが、そういったニューエイジ的なものではなく、エックハルトトールの言っていることはもっと東洋哲学よりの考え方です。
「大いなる存在が、自分とともにある」という感覚を保ちつづけることが「さとり」なのです。
出典:『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』P26
大いなる存在とつながり続けている状態が「さとり」であるということですね。
「悟りってあの52段あると言われているあれですか!?」
「釈迦の次にさとるのは弥勒菩薩ですよ!」
仏教でいう教義的な悟りと、エックハルトトールのいうさとりをごっちゃにするとわけがわからなくなります。
キリスト教でもヒンドゥー教でも仏教でも、このエックハルトトールのいう「さとり」を開いた人はいるでしょう。
それぞれの宗派で考え方はありますが、要は、大いなる存在につながること(あるいは大いなる存在になること)がさとりです。
さとりをひらく
エックハルトトールはさとると、あなたが大いなる存在とつながるだけでなく”すべてとつながる”と言っています。
「さとり」とは、「すべてはひとつであり、完全である」という境地にいることです。それゆえに、「すべてとつながっていること」なのです。さらに、平和に包まれています。
出典:『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』P26
いわゆるワンネスですね。
別の言い方では、非二元(ノンデュアリティ)です。
人類みな兄弟という境地。
そして、平和。
さとりをひらくことが世界平和にも、人生においても大切だということが分かりますね。
大いなる存在とつながるのを邪魔しているのは、「思考」をほんとうの自分だと思いこんでいるからです。
今回はここまでにして、思考をどうしたらいいのかについてはこちらの記事へどうぞ。
さとりを開いた歴史上の人物を紹介している記事はこちらです。
大いなる存在という言葉について私の見解
私はこの大いなる存在という言葉よりも、単にBeing(存在)と言った方がいいのかなぁと最近は感じています。
個人的には大いなる存在と言われると、何となく巨大な人物みたいなイメージが沸きます。
エックハルトトールは『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』の原著、『The Power of Now』では大いなる存在を基本的に”Being”としています。
Beingの方が不必要なイメージを抱きにくいです。
ただ、Beingという言葉さえも真実そのものではありません。
それに形はないので。
また、エックハルトトールは大いなる存在を意識(awareness)や、Stillness(静寂・沈黙)という場合もあります。
※エックハルトトールのいうStillnessについて解説した記事はこちら
とりあえずこのブログでは、”大いなる存在”と書いている部分をBeingにこれから書き直していこうかなと思っています。
まとめ
この記事では大いなる存在とは何か、スピリチュアルな意味をエックハルトトールの言葉を参考にして解説しました。
大いなる存在(Being)とは、形がなく唯一不滅である広大無辺の生命でしたね。
私たちが大いなる存在とつながることがさとりです。
さとりはいつひらくけるのかというと”いま“です。
さとりは未来にひらけるのではありません。「いま」ひらくのか、でなければまったくひらかないか、ふたつにひとつです。
出典:『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』P199
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