エックハルトトール【静寂:Stillness】を徹底解説!

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エックハルトトールの【静寂:Stillness】を徹底解説!

とおるです。

「エックハルトトールの言う静寂(Stillness)って何だろう?」と疑問を持たれている方に。

この記事ではエックハルトトールが著書『Stillness Speaks』で使っている言葉、「静寂(Stillness)」について解説していきます。

『静寂は神の言葉で、他はすべてその下手な翻訳にすぎない』という言葉がある。
静寂とは、実は空間を表すもうひとつの言葉だ。

─ エックハルト•トール#エックハルトトール #ニューアース #パワーオブナウ #エゴ #瞑想 #自我 #スピリチュアル #大いなる存在 #アイデンティティ

— Eckhart Tolle Quotes 🇯🇵 (@Eckhart_Quotes) November 11, 2020


目次

エックハルトトールの言う”静寂”とは

エックハルトトールの"静寂"とは


エックハルトトールは
著書で、「Stillness」という、「静寂・沈黙・静止・静けさ」の意味合いがある単語を好んで使っています

著書『Stillness Speaks』に関しては、タイトルから”沈黙(静寂)は語る”です。

この著書では、沈黙や物理的な沈黙を”Silence”の意味で捉えている箇所が多く見られ、”Stillness”を静寂の意味合いで扱っている箇所が多いです。

なので今回は、”Stillness”を”静寂”として解説していきます。

ちなみに日本版の『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』では、Stillnessの部分を”静寂な心”と訳す箇所が多く見られました。

日本版がなぜこんなタイトルになったのかは、誰も知る由もありませんが。

では、エックハルトトールが言う静寂とは具体的になんなのかを見てみましょう。

Your innermost sense of self, of who you are, is inseparable from stillness. This is the I Am that is deeper than name and form. Stillness is your essential nature.
出典:『Stillness Speaks』

この文を以下に訳します。

“最も内側にある自己感覚、あなたは誰であるかは、静寂と切り離すことができない。

これは、名前や形を超えたI Amです。静寂はあなたの本質です”

ここで注目すべきは、”I Am”ですね。

I amではなく、I Amなんです

I Amはもちろん誤字ではありません。超重要な言葉です。

おそらく、ニサルガダッタ・マハラジの著書に「I Am That」という本があり、I Am Thatは、「私は在る」と訳されています

エックハルトトールはその”I Am”をここで使っているのでしょう。

この私は、”山田太郎”とか分離した一個人としての名詞ではなくて、”在る”の私なんです。

ちなみに『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』では、私は在るではなく「本当の自分」と訳しています。

静寂とは、「I Am =(本当の自分)」であり、「本質」である、ということです。

続いて、見ていきましょう。

This inner space or aware-ness in which the words on this page are being perceived and become thoughts. Without that awareness, there would be no perception, no thoughts, no world.
You are that awareness, disguised as a person. 
出典:『Stillness Speaks』

さぁ、これで静寂の意味が見えてきましたね。

「英語はよくわからん」
「結局、静寂ってなんなの?」

このように、あなたがこのブログを読み、書いてある言葉を、認識していますよね。

この認識しているのは主体は実は「意識(awareness)」なんです。

また、静寂とは何か?と聞かれると「意識」であるとも言っています。

以下にまとめます。

ここまでくると、静寂(Stillness)とは、言葉で語り尽くせないほど崇高なものであるような気がでしてなりません。

実際に、著書にこうあります。

人間の中には、思考よりもはるかに人遠な意識の領域が存在します。そして、それこそが、「本当の自分」なのです。それは、「存在」「気づき」「条件づけられていない意識」と呼んでもいいでしょう。古代の教えにおいては、それは、「人間の中のキリスト」、あるいは、仏性(仏陀の性質)と呼ばれています。
出典:『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P35

上の分も含めて以下にまとめます。


静寂(Stillness)=I Am that =私は在る(本当の自分) =本質(essential nature)=意識(awareness)=存在(presence)=気づき=条件づけられていない意識=人間の中のキリスト=仏性

聖なる言葉の羅列のようになりましたね。

では、どうすればそんな”静寂”という素晴らしい状態になれるのかを次に見ていきましょう!

静寂の状態になる4つの方法

静寂の状態になる4つの方法


エックハルトトールは『Stillness Speaks』で、人々が静寂になるための方法をあの手この手で教えてくれています。

今回は以下に4つの方法を抜粋して解説します。

耳を澄ます・見つめる

「耳を澄ませてください 見つめてください」

のようなフレーズが著書『Stillness Speaks』で何回も使われています。

これだけだと、シンプルがゆえに、拍子抜けしてしまわなくもないですが。

ただ、耳を澄ます・見つめることだけでも、それがこの瞬間を受け入れていれば、静寂になれると言うことだと思います。

この瞬間を受け入れる・今に在る

この瞬間を受け入れる=今に在る方法について以下のように言っています。

Whenever you deeply accept this mo-ment as it is ー no matter what form it takes ー you are still, you are at peace.
出典:『Stillness Speaks』

この文を訳してみます。

この瞬間をそのまま受け入れる時はいつでも、どんな形であっても、あなたは平和の中にいます。”

エックハルトトールは精神的指導者であるとともに、詩人ですね!パワーが在る言葉です。

実は、「今に在る方法」の記事でも、上の文を日本語訳で引用しています。

叡智のエッセンスを音読する

「とはいえ、じゃぁ、具体的には何したらいいの?」
「耳を澄ましたり、見つめるだけことだけじゃ静寂がわかりません」

という人は、以下の文を声に出して読むことをお勧めします
(エックハルトトールも勧めてます)

「わたしは、わたしの思考ではありません。感情でも、感覚でも、経験でもありません。わたしは、人生で起こる出来事でもありません。わたしは生命です。私はすべてを生むスペースです。私は意識です。私は『いま』です。ーわたしが在るー」
出典:『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』

とてもパワフルな文章だと言えます。

もうこれは、毎日音読しましょう。(心の中でも大丈夫です)

すきま・スペースに意識を向ける

『Stillness Speaks』で、静寂になるためには、「すきま」「スペース」に意識を向けなさいということも繰り返し述べています。

何のすきまか?というと、例えば具体的には以下の3つです。

  • 会話中の言葉と言葉の間
  • 楽器が奏でる音符と音符の間
  • 吸う息と吐く息の間

これらの間にある「すきま」に意識が向いている時は、純粋な意識である”awareness”に変わります。

そうなってくると、もはや静寂になっている、あるいは「静止の空間」にいる状態なんですね。

まとめ

この記事では、エックハルトトールの”静寂”(Stillness)を『Stillness Speaks』を参考に解説しました

静寂(Stillness)の意味が頭でなんとなく分かったら、後は感じてください。

静寂になるための具体的な方法も4つ紹介したので、あなたに合うやり方で今日からぜひ行ってみてください。

私は『Stillness Speaks』をKindleで購入しました。

翻訳機能があるので、英語が苦手な方も読むことができます。

Amazonのオーディオブックの”Audibleは、月額1500円(税込)です。

Stillness Speaks』を耳から聞いてみたいなぁっという人は、まずサンプル再生をしてどんな感じか試すのもアリですね。

Audibleは初月30日間の無料体験があります。

退会はいつでもできますよ。

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